メタサルのホントの話

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AI作曲についてマジメに考える

書店で以下の本に目が留まりました。

なにやらGoogleさんがMagendaというソフトを開発しているみたいです。

 

 

AI作曲!?

興味が湧いたので、少し調べてみました。

 

まあ、困ったらYoutubeなわけです。

 


www.youtube.com

 

意外と完成度高くない!?

 

 

 

自宅環境でできないかと思い、さらに調べました。

どうやらAbleton社が公開しているみたいです。

 

www.ableton.com

 

読んでみた感想は…

 

なげーし、むずかしいw

 

考えるな、感じろ!

ということで、聴いてみました。

 

youtu.be

 

いい!かっこいいじゃん!

 

ただ、一番良いと感じたものをピックアップしたので、それ以外は「うーん…」の方が多かったです。

特に期待していたメロディに関してはピンとこなかったなぁ。

「使えるものは使えばいい」という考えならば、ワンチャンあると思います。

 

 

 

以下、技術的観点で。(難しければスキップしてください)

コンピュータは単純計算や、作業の自動化というのはすごく得意です。

例えば、将棋にはコンピュータがかなり利用される時代になってきており、

「コンピュータでないと思いつかない」という言葉をよく聞きます。

ただ、将棋は前提とゴールが明確だからだと思うんですよね。

(前提は将棋のルール、ゴールは相手を詰ますこと)

なんでもかんでもAIを利用できるという訳じゃないと思います。

音楽の場合について考えますが、音楽の前提とゴールって何でしょうか?

前提は音楽理論ですかね、メロディやコード進行、リズムパターンには一定の規則があります。

では、ゴールは?「人が音楽のいい!」を感じることでしょうか。

じゃ「いい!」ってなんでしょうか?

 

分からん… 人によるし…

 

多分、音楽のいい!をデータから分析する必要があるので、まだまだ難しい分野だなと感じています。(逆に言えば可能性がある)

 

 

少し話がそれますが、最近、iZotope社のミキシングソフトを使っています。

AIでソフトが自動でミックスしてくれて、これはかなり便利です。

メロディやコード進行、パーカッションなどほとんど出来上がっているならば、

あとはAIがやってくれると捉えることも出来ると思うんですよね。

逆に言うと、「コンピュータが全てやってくれるAI作曲」は、

現時点ではここが限度なんじゃないかなぁと思いました。

 

 

 

まとめ

結局、使えるものは使えばいいだと思います。

ちょっとソフト使って、やっぱギター弾きたいと思えばギター弾いて、イメージ湧いたらDAW使ってという具合です。(作曲って試行錯誤ですよね)

ということで、Magenta Studioちょっとやってみようかなぁと。

音楽の進歩ってテクノロジーに依るところもあると思うし。

おわりに、音楽とか芸術とか「一概にいえない」「分析が難しい」分野に挑むGoogleさんの着眼点は流石と感じました。

 

今日はAI作曲についてマジメに考えてみました。

 

それでは、ごきげんよう